特機隊の人狼としての仕事をこなしつつもきっと主人公には心があるんだと希望を持たせる意味では素晴らしいキャスティングだったし、アクションがスタントなしなのが信じられない。
俳優として単体で考えたら間違いなくカンドンウォンの代表作。個人的にはあまりアクション作品をこれまで好きになれなかったのだけど、これを観てから見方が変わりました。
マーベルのようなCG、スタントだらけのハリボテじゃなくて、全部実際に起こっていることを画面に収めるアクションは本当にすごい。これはハリウッドでもかなりお金をかけないと太刀打ちできないクオリティでは!
キャスト・作品情報
監督:キム・ジウン
出演:カン・ドンウォン、ハン・ヒョジュ、チョン・ウソン、キム・ムヨル、ハン・イェリ、ミンホ、シン・ウンス、キム・ポプレ、イ・ドンハ、チョン・ウォンジュン、チェ・ジノ
脚本:キム・ジウン
原題:인랑(가제)/Inrang
製作年:2018年
製作国:韓国
時間:139分
あらすじ
2024年韓国。ついに南北統一に踏み出した政府だったが、統一に反対しテロを展開する組織「セクト」の登場に頭を悩まされることになる。政府はセクトに対抗すべく武装警察隊「特機隊」を設立。不気味なプロテクターを身につけ銃撃でセクトメンバーを抹殺していく特機隊を危険視する向きも多く、特に国内の治安維持を担う「公安部」は特機隊解体を秘密裏に画策していた。
2029年。セクトのアジトを急襲した特機隊だが、メンバー1人の自爆を許してしまった。死んだのが16歳の少女だったことから、特機隊に対する非難が高まってゆく。そんななか、特機隊員イム・ジュンギョンは、自爆少女の遺品を姉イ・ユニに返却することになる。薄幸の女ユニと互いに惹かれあっていくイムだったが、この出会いは、イムをテロリストに仕立てあげようとする公安部次長ハン・サンウの罠だった。